中国散策「同里古鎮」No,2

上海

二日目スタートです。 今日は同里の中にある世界文化遺産「退思园・トゥイスー

ユエン」に行ってみます。

退思园は、清の光緒年間に元役人任蘭生により創建されたもので、庭園の名前は

”官を退いて思う” の意味だそうです。 「蘇州古典園林」の一つとなっています。

退思园は広い敷地の中に、邸宅、回廊、橋、池などが配置されており、雰囲気の良い

庭園美が感じられます。また家具などの彫刻も細やかできれいです。

古き良き時代の中国を感じることができます。

一通り回ると一時間近くたっていました。お昼時になったので、昼食場所を探します。 

何にしようか歩いていると、感じの良い麺屋さんがあったので、入ってみることにし

ます。

海老の麺と、蟹みその麺などを頼みました。 写真のように運ばれてきて、お店の人

が、麺と具を混ぜて作ってくれます。 

ちなみに日本は箸を横にして置きますが、中国は縦に置きます。

味は、私の食べた海老の麺は、あっさりとしていておいしかったです。 娘の食べた

蟹みその麺は濃厚な感じでした。お店は結構満席でしたね。

さて、おなかもいっぱいになったので、少しぶらぶら歩いてから水墨同里刷場という

劇場に行って中国歌謡を聞くことにしました。 入場料は一人28元です。

中国古楽器の琵琶と三味線?に合わせて中国の古い歌を演奏するのですが、正直なん

と歌っているか私には聞き取れませんでした・・ ですが、生で見るのは初めてだっ

たので良い経験になりました。 テレビもラジオもない時代にはこのような娯楽が

楽しみだったのでしょう。

同里には水路がめぐっていて、昔ながらの船頭さんが櫓で漕ぐタイプの観光船がたく

さん浮かんでいます。「手揺木船」というみたいで数人乗りの小さな舟です。

私たちも乗ってみることにしました。

時間にして20分くらいでしょうか、いくつもの橋をくぐって、水路をぐるりと回り

ます。

同里は実際に人が住んでいますので、舟から岸を眺めていると、人々の生活を見る

ことができます。水も管理されているようで、ごみなどもなくきれいでした。

手漕ぎ舟の揺れが心地よく、船頭さんの解説などもありませんので、のんびりとした

気分が味わえるひと時でしたね。

私たちが来た時は、中国の大型連休が終わった後でしたので、舟も数隻しか出ていま

せんでしたが、来場者が多い時には40隻近く出るようです。

舟を降りて、また街並みを歩いてみます。雑貨屋、食堂、お菓子屋、土産物屋などの

小さい店舗が無数に並んでいます。 雑貨屋や土産物屋を見ながら歩くのも楽しいも

のです。 たまに臭豆腐の臭いも漂ってきます。

歩き疲れたので晩御飯にします。 昨日の食堂がおいしかったので同じ店に行きました。

今日は土曜日の夜なので満席でした。

食事も終わって外に出るともう暗くなっていて、ライトアップがきれいな時間になって

いました。

灯りの中をゆっくりと散歩しながら、珈琲店によって珈琲を買ってホテルに戻りました。

同里古鎮・・いい町でしたね。 全体的に管理されている町なのできれいでした。

昔の中国を感じる良い経験になったと思います。 明日は午後一の列車で上海に帰り

ます。

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